チニングのターゲットとなるチヌは、汽水域にも生息しているので身近なターゲットであり、仕事帰りや出勤前少し時間ができた時などに手軽に行える釣りです。それでいて引きが強く仕掛けも簡単なので最近では人気の釣りとなってきています。
チニングのシーズン
チニングのシーズンは3月から9月くらいです。
3月~5月 冬が終わり少しずつ温かくなってきたころチヌは産卵に備え、エサを食べに岸に接岸してきます。この時期のことを乗っ込みと言ってチヌを釣りやすいシーズンとなります。
6月~9月 梅雨が明けるとチニングのハイシーズンに突入します。この時期になるとチヌが表層を意識しだし、トップチニングが楽しめるようになってきます。
冬でも釣れないことはないがポイントが限られ水温低下により水深の深い場所に移動したり、口を使わなくなってくるので釣るのが難しくなります。
ポイント
チヌは雑食でなんでも食べます、スイカの皮でも釣りをする地域もあるそうです。それは人間の捨てたものを食べているからで生息域で食べるものも違ってくるとゆうことです。しかし共通している食べ物はエビやカニなどの甲殻類や貝、小魚です。とゆうことはこれらの生物がいる場所がポイントとなりますよね。
橋の下の橋脚周り
橋の下の橋脚には貝やフジツボなどが付いている事があるので目で見て確認して付いている橋脚を狙ってみましょう。
他にも水の流れが橋脚に当り水流のヨレができます。流れのヨレにはプランクトンが溜まるため、そのプランクトンを捕食しようとベイトとなる小魚が集まってくるのでおすすめポイントとなります。
水門付近
小川から流れてくるような水門付近には海藻や貝類が付きやすいため好ポイントとなります。また流れてくる小魚なども狙っているので水門に近づく時は気ずかれないように遠くからポイントを狙うようにしましょう。
水門が締まっている時でも水門前に何匹もいる時があったので、水門がしまっていてもとりあえず水門の周辺は探っておきましょう。
工場や施設からの排水出口
工場や施設からの排水の出口は冬場のポイントとしては一級となります。その理由として海水温に対し排水される水の水温が温かいためその場に集まるからです。
ゴロタ浜
ゴロタ浜は根掛かりが多発して釣りはしにくいですが、甲殻類が多く生息しているのでチヌも多くいます。
チヌは梅雨以降になるとかなり浅瀬までくることがあるので、浅いからと言って見切らずに探ってみましょう。チヌは自分の幅くらいの水深の所までくることもあります。
サーフ
サーフと言っても海水浴場ではなく下が砂地で所々に岩やストラクチャーがある砂浜ならチヌはいます。
ポイントについて
フジツボなどの貝類の有無は干潮時にポイントに出向き確認しておくことで、満潮時に効率よくポイントを回ることができるので確認しておきましょう。また海底が見えるようなら、海底に甲殻類が巣にしているような穴がないかも確認しておくと狙うポイント増え釣果に繋がります。
冬は海水の温度が高い場所や水温が安定する水深の深い・夏は比較的浅い場所にもいるなどチニングのポイントは季節によっても違ってくるので、ポイントを選ぶときには意識して選ぶようにしましょう。
誘い方
底ずる引き系
底ずる引きのワームやチヌ用ラバージグ(ボンボン)の場合キャストして底についたらゆっくりと巻き始めます。巻いている途中でボトム(底)でエビが跳ねるように、ボトムをトントンと叩きアピールしましょう。すると竿先にルアーが石などに当る感覚がコツコツと伝わってきます。コツコツを感じながらそのままゆっくりと引いてきていると、明らかに違う魚のアタリがでます。完全に魚が口に入れるまではそのまま巻きつづけるようにしましょう。
※早く合わせすぎると掛からないことが多いです。
ポッパー
チニングの魅力のひとつで、トップ(表層)狙いの釣りをする時に使用します。夏になり水温が上がってくるとチヌが表層を意識しだしたり、浅瀬に寄ってくるのでこの釣りができるようになります。
ポッパーはポッピングアクションといって、ロッドを小刻みに動かしアクションさせる事でポコポコと音を立てアピールします。この時のコツとして着水してから自分の手元まで、ポッピングアクションを止めないことです。途中で止めてしまうとチヌに見切られてしまうからです。
※チヌが追いかけてきたりバイト(食ってくる)してきても、針にかからない限りアクションは止めないようにしましょう。
ペンシル
フローティングペンシルではドッグウォークといって、先ほどのポッパーのようにチョンチョンとリズムよく竿先を動かしながら巻く事で頭を左右に振りながら前進します。
ルアーが水面に浮いていて自分から見えるので、小魚が逃げ惑うような演出を心がけましょう。
ミノー
ミノーはトゥイッチとゆうアクションで誘います。ルアーを巻きながら竿先をチョンチョンと動かすことでイレギュラーな方向に動いたり、アクションを起こします。このイレギュラーなアクションがチヌのバイトを誘発します。
コツ
・チヌはシーバスにくらべあまり回遊しない魚なのでアタリが無いようなときは次のポイントに移動しましょう。
・ルアーのアクションはアタリがきても驚かずにかかるまではしっかりとアクションを続けるようにしましょう。
・トップゲームは夏の日の出ている時間帯にしましょう。
・チヌは好奇心は旺盛ですが、臆病な魚なのでポイントに近づく時は注意しましょう。
おすすめルアー
ずる引き系
シマノ(SHIMANO) Brenious ネガカリノタテ 7g 02T(ラメパープル) OL-207M
アブガルシア(Abu Garcia) ソルティーステージ チェックメイト 7g ORCH(オレンジチャートリュース) 1410466
チニング用ジグヘッドはこのままでも釣れますが、下で紹介しているワームと一緒に使うことでより魚にアピールできます。私もこの組み合わせで釣果を出しています。
トップ系
タックルハウス(TACKLE HOUSE) コンタクト フィードポッパー 70mm No.5 SHGゴールドxレッド
もともと青物用として作られているポッパーではあるが、チニングでかなりの実績を残してくれているルアーですのでおすすめに入れておきます。軽いロッドアクションでも簡単にポップアクションが可能で、音も非常に良く操作していて楽しいです。
ダイワ(Daiwa) シルバーウルフ チニングペンシル F 75m シラスグロー 04823884
ポッパーでトップにできらない時にはこのペンシルを使用しています。飛距離も出るので飛距離を出したい時にもいいですよ。
ワーム
バークレイ ガルプ!ソルトウォーター サンドワーム 2インチ ブラッディーレッド 1455567
バークレイ GSPC3 ガルプ!ソルトウォーターパルスクロー 3インチ CGBFO 1205403
バークレイのワームは他のワームとは違い匂いが付いていて根魚などにも使用できるので、海のルアー釣りでは必須ワームです。
ジグヘッド
JUNGLEGYM(ジャングルジム) スリーパー マッチョ 14g J302
チヌ用の装飾されたジグヘッドは値段が高く、お財布がさみしくなってきた時はこれ!根掛かりの多い所ではこのジグヘッドを使用しましょう。10gを買っておけばいいと思います。もっと遠くに飛ばしたい時や冬の深場などを狙うならもっと重いものもあるのでそちらも持っておくといいですよ。
最後に
チヌのトップゲームは他のルアー釣りとは違い目でアクションが見え、バイトの瞬間まで見る事が非常に面白いですまだやったことない人はやってみてくださいね。