エギング

エギングに最適な時期はいつ?日本海と太平洋での釣れる時期は全然違う!

釣りブームの今最も勢いのある釣りと言われているエギング

まだエギングを初めて間もない人の中で多い質問が

エギングって1年中釣れるものなの?

エギングは春と秋って聞くけどいつまで釣れるの?

と言う疑問があります。

もちろん地域ごとに違いがあり簡単に何月から何月までと書いている記事はよく見かけますがなぜその時期なのかを書いている記事が見当たらなかったのでもっと詳しくこの記事にまとめておきたいと思います

何故その時期に釣れるかが分かればエギングで重要視されているポイント選びから他の釣り人よりも早くシーズンインし多くのイカを釣り上げる事も可能になってくるので

まだエギングを初めて間もない人もこれからエギングを始めたいなと思う人も参考にしてみてください(^^)/

 

エギングは地域によって釣れる時期が違ってくる?

エギングはいつまで釣る事ができるのと言う疑問に関しては答えはたくさんあります。

エギングの聖地とも言われる五島列島なんかわ一年中バンバンイカが釣れますが日本全国どこでも同じ時期に釣れるわけではありません

日本は太平洋と日本海の二つの海に分かれていて、太平洋側に比べて日本海側はエギングのシーズンが短くイカ自身の行動パターンも違うとゆう研究結果がでています

これを頭に入れてそれぞれのエギングに最適なシーズンを見ていきましょう

 

 

日本海側のアオリイカはいつまで釣れるの?

皆さんも聞いた事があると思いますが、日本海には対馬暖流とゆうものがあります

春の日本海側のイカはこの対馬暖流に乗って北上しながら産卵をしていきます

水温が14~15度になる4月頃から九州西部周辺海域から徐々に北上しながら産卵を繰り返し、能登半島の外浦方面付近まで移動していきます

そして新しく生まれたイカたちもこの暖流に乗って春から夏、秋に掛けて大きく移動していき北海道までたどりつ個体もいます。

東北地方でエギングができるのはこの対馬暖流のおかげとゆう事です。

そして11月頃になり水温が低くなってくると北上していたイカたちは暖かい水温を求めてな南下していきます。

もっと具体的に言うと日本海側のイカたちは水温が20度以上の時はその場でとどまりますが、20度を下回ってくると南下してくるので日本海側でエギングをする人のひとつの目安として水温が20度下回ってないかをチェックする事が重要になってきます。

10月だからまだ釣れるだろう、11月だからもう釣れないだろうと言うような声を聴く事もありますが何月とゆうよりも水温をチェックするのがおすすめです(^^)/

 

そして

ここからは私も調べていて面白いと思ったことなのですが

日本海側ではよく耳にする能登半島のエギング

能登半島と言えば近くに漁獲量の豊富な富山湾が存在します。

この富山湾のアオリイカの漁獲量は11月が最も多くその理由として北上して南下してきたイカたちは能登半島にブロックされてそれ以上南に移動する事ができないからです。

能登半島を超えて北上してしまったイカたちは水温が低下して南下してきても能登半島があるので一度北上しなくてはこの能登半島を超える事ができません

ですので能登半島を超えてしまったイカ達が富山湾に留まり暖かい水温を求めて深場へと潜っていく事になります。

これは富山湾の能登町の定置網の漁獲量を見れば一目瞭然なのですが、水温が低下し始める事の多い11月頃には水深60mに設置した定置網の漁獲量が最大になります

こうなってしまうと陸からイカを狙うエギンガーには手も足も出ない状況になってしまいます

たまに釣れる事もあるようですが本当に稀なケースのようです( ゚Д゚)

 

イカの行動パターンを調べているとこんな研究もされていた!

九州北部で春と秋の二回に分けて捕獲したイカに標識を付けて再捕獲された場所を調査するとゆう研究がありました。

春に標識を付けたイカたちの多くはその沿岸付近か北上したところで再捕獲されていました。

しかし秋に捕獲されたイカたちは南下したところで再捕獲されています

このことから日本海側のイカたちは春は北上し秋は南下する事が分かります

これだけでも日本海側でエギングする人にとっては有益な情報ですよね( ;∀;)

移動距離に関しては再捕獲した個体で最も遠い場所で捕獲されたイカは120kmも移動していたようです

私もこんなに移動しているとは思ってもいませんでした。

 

他の実験では京都で標識を付けて放流した30日後に鳥取沖で捕獲されています。

30日で160kmした事になります。

 

日本海側のエギングシーズンのまとめ

以上のことから日本海側でエギングができる時期は水温が20度以下になるまでとゆうのが共通して言える事になってきます。

その年事に水温は違うので分かりやすいように目安を書いておくと

日本海側のエギングシーズンは

九州地方(日本海側)

春 4月~6月

秋 9月~11月下旬

本州(日本海側)

秋 9月~11月上旬

春は先ほども記事に書いたように能登半島より南なら4月~7月は可能性あり

7月下旬から8月下旬、12月下旬から4月上旬はたとえ釣れたとしても稀なケース

このようになります。

 

太平洋側のアオリイカはいつまで釣れるの?

太平洋側は日本海側に比べて一年を通しての水温が高く水深10mの水温が14度を下回る地域が少なく日本海側のように暖かい所まで南下したり、深場までイカが避難する必要がなくなります

ですのでイカの行動範囲が日本海側に比べて少なく、生まれた地域で1年間を過ごして死んでいく個体がほとんどだと言われています

水温の関係もあり太平洋側では1年間通してエギングを楽しむ事が可能とゆう事になります。

先ほどの日本海の実験のように標識を付けた移動実験から太平洋のイカの移動距離は16.2km以下とゆう実験結果も出ています

太平洋側のイカは水温が低くなると一時的に各地域の比較的暖かな少し沖の深場に非難するくらいになる事が分かります

太平洋側の地域でエギングをしている人には春エギング、秋エギングはもちろん夏エギング、冬エギングとゆう単語も会話の中にありますが、

先ほども言いましたが日本海側の人にとっては7月下旬から8月下旬、12月下旬から4月上旬はたとえ釣れたとしても稀なケースなので聞きなれない言葉だと言います。

 

実際に東京湾や相模湾でも12か月連続でイカを釣るチャレンジに成功した方もいます

私も関東ではないのですが太平洋側でエギングをしていますが一年を通してエギングをしてコンスタントに釣果を上げています。

もちろんその時期に応じたポイント選択は重要となってきますが、そのポイントを選ぶ際にもこういった知識は必要となってくるのでなぜ自分の地域のエギングシーズンはその時期なのかを把握しておくことで以外に簡単にイカを釣り上げる事ができますよ(^^)/

太平洋側のエギングシーズンのまとめ

太平洋側のエギングシーズンは基本的に1年中可能です。

もちろん最も釣りやすいシーズンは春と秋になりますが私の地域では春エギングと言われる4月~6月頃よりも7月に入った暑さが厳しい時によく釣れるポイントもあるので一概には言えません

ですので目安として太平洋側の人は

4月~7月

9月~12月

この数字を覚えて置いてエギングに行くようにしましょう(^^)/

 

最後に重要な事!

いかがだったでしょうか?少し詳しく書いてしまったので長くなってっしまいましたが単純にエギングのシーズンは何月から何月まで!と決めつけるのではなく何故自分の地域のエギングのシーズンはこの時期と言われているのか?と言う事も知っておくことで他の釣り人よりも早くシーズンインする事が出来たり、他の釣り人がもう「今年はシーズン終わったなー」と言っていても自分はまだまだエギングシーズン真っ只中何てことがあったりします。

時期によって釣りやすい時間帯もあるので時間帯についてはこの記事を参考にしてみてください

エギングで釣れやすい時間帯は存在する?季節ごとのおすすめの時間帯はこれだ!

 

色々調べる中で参考になった本を上げておくのでもっとイカの事を知って釣果に繋げたいとゆうストイックな人は見てみてください

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